2015年2月の読書メーター
読んだ本の数:29冊
読んだページ数:8845ページ
ナイス数:1056ナイス
久しぶりの更新。
読書メーターの読書記録をまとめるだけの記事も1年ぶりくらいとか終わっています。
モチベーションを上げるために、別のブログを立ち上げようかなと検討しています。
まあしばらくはジュゲムで更新していきますが。
バフェットの手紙の最新版が先月末に公開されたので、それを何年かぶりに翻訳してブログ記事にしようと作業中です。
2月に読んだ本の中でよかったのは、「獣の奏者」と「杏のふむふむ」。
「獣の奏者」はアニメ化もされた人気ファンタジー作品ですが、児童文学とは思えない(ってか著者自身も児童文学とは思っていないらしい)骨太なテーマでした。
「杏のふむふむ」はモデルで女優の杏さんのエッセイ。杏さんの人柄がじんわりと伝わってくるような文章と随所に挿入される自筆のかわいらしいイラスト。ふだん芸能人のエッセイなんて読まないのですが、この本はお薦めです。
MacFan 2015年 03 月号 [雑誌]の
感想
超速読で読了。榮倉奈々、きれいになったなぁ。12インチMacBook Airのウワサが気になる。
読了日:2月1日 著者:
Raspberry Piで遊ぼう! 改訂第2版の
感想
超速読で読了。名刺サイズのコンピュータ「RaspberryPi」、買ったはいいけどほとんど活用できてない。せめてLED制御、いわゆる「Lチカ」くらいは近いうちに試してみたい。
読了日:2月1日 著者:
林和孝
日経 Linux (リナックス) 2013年 04月号 [雑誌]の
感想
超速読で読了。買ってから大分経ってしまった。別冊付録でWindowsからLinuxへの移行、本誌特集ではLinuxでやりたいことレシピを101個紹介。また当時リリースされたばかりのRuby2.0の特集もやってる。
読了日:2月1日 著者:
でーれーガールズ (祥伝社文庫)の
感想
ヒロインの人気漫画家が岡山の女子校で過ごした高校三年間の、親友との思い出と、それから30年近く経った現在の出来事が交互に進む構成。オチはそれほどひねりは効いていないと感じたけど(どんでん返しモノの読みすぎ?)、親友に言えない秘密を抱えたもどかしさや罪悪感とか青春を過ごした懐かしい場所を再訪したときの郷愁の描写は良かった。
読了日:2月2日 著者:
原田マハ
WEB+DB PRESS Vol.66の
感想
超速読で読了。これもずいぶん積んでいた。HTML構造化とアルゴリズムの特集はもう少しちゃんと読みたい。
読了日:2月2日 著者:
猪狩丈治,じゅんいち☆かとう,大和田純,白土慧,みやけん,小野修司,個々一番,中島聡,おにたま,角田直行,久保達彦,はまちや2,竹内真,高井真也,成田一生,ココロ社,小飼弾,ミック,太田昌吾
女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法の
感想
この本は無期懲役囚が高校生・中学生の姉弟との文通の中で書いた手紙を元にしているけれど、社会人である自分にとても響いた。勉強ができる、できないの差は「やるべきことに取り組み続けたかどうか」だけなのに、ほとんどの人は「自分は頭が悪い」と信じ込んで人生を終えてしまう。自分は学校の成績は決して悪くはなかったけれど、学生時代、そして社会に出てから、果たして自分のやるべきことに取り組み続けられているか?現時点では残念ながらノーと言うしかない。でもこのまま人生をつまらないと言いながら終えるのは嫌だ。
読了日:2月3日 著者:
美達大和・山村サヤカ&ヒロキ
速さは全てを解決する---『ゼロ秒思考』の仕事術の
感想
この人の「ゼロ秒思考」が良かったので読んでみた。仕事をかぎりなく速く(早く)進めるために著者が実践していることを多数紹介。印象としてはわりと普通のビジネス書だけど、メールには端から順に即返信する、単語登録を200〜300個するとかメールや文書を極力再利用するなど当たり前のようでここまで徹底している人はあまりいないかも。できることは全部前倒しするというのは、周りの仕事ができる人を見ていると本当そうだよなぁと。そんなことは本を読むまでもなく気づくべきなのかも知れないけど…。
読了日:2月6日 著者:
赤羽雄二
詳解 Linuxカーネル 第3版の
感想
超速読でとりあえず読了。いまやサーバーにもスマートフォンにも、OSの核(カーネル)として広く用いられているLinuxの仕組みを理解してみたいなと思う。あまりにも巨大で複雑なので1000ページを超える本書ですらほんのさわりとのことだが…。また繰り返し、じっくり読んでみるつもり。
読了日:2月6日 著者:
DanielP.Bovet,MarcoCesati
プログラムは技術だけでは動かない ~プログラミングで食べていくために知っておくべきことの
感想
超速読で読了。コミュニケーション能力大事。
読了日:2月7日 著者:
小俣光之
いなくなれ、群青 (新潮文庫)の
感想
新潮文庫のライト層向けレーベル?外界から隔絶された階段島にやってくる人たちは皆、何かを失くしている。主人公の七草は悲観主義、2年ぶりに再会した幼なじみの真辺由宇は正しさを信じて疑わない性格と正反対の二人。終盤で明かされた島の秘密は言われてみれば納得だが、なんともやるせない真実だなと。でもこの結末は意外だった。ピストルスターって知らなかったけど、そんな巨大な星があるんだな。
読了日:2月7日 著者:
河野裕
プロセッサを支える技術 −−果てしなくスピードを追求する世界 (WEB+DB PRESS plus)の
感想
もう4年も前の本だけど、素人が最近のプロセッサ周りの技術について知るには十分すぎるくらい濃厚な内容でした。今更思うのは、回路の集積度を高めるだけじゃなく、メモリやキャッシュの管理の重要性、性能を高速化するために並列処理やマルチコア化など様々な技術的工夫がなされているんだなと。メモリや入出力装置、GPGPUなどプロセッサ周辺技術にも触れられている。
読了日:2月8日 著者:
HisaAndo
津軽百年食堂 (小学館文庫)の
感想
百年続く大森食堂の長男・陽一と同郷のリンゴ農家の一人娘・七海の恋愛、そして大森食堂の初代・賢治とトヨの恋愛を交互に描く。実家の仕事を継ぐか、東京でやりたいことをやるか・・・という悩みには共感する。それがつき合っている男女双方にあるのだから、悩ましさは2倍。最後はきれいにまとめたけれど、陽一と七海が最終的にどう落ち着くのか、本作の続きが気になる。
読了日:2月10日 著者:
森沢明夫
部屋を活かせば頭が良くなる
読了日:2月10日 著者:
部屋を考える会
節電母さん
読了日:2月11日 著者:
アズマカナコ
ガリレオの苦悩 (文春文庫)の
感想
東野圭吾のガリレオシリーズは初めて読んだけど、途中から入ったので誰がどんなキャラなのかつかみづらかった。短編集なせいもあるけど、事件が起こるたびに物理学者に頼るって、警察無能過ぎじゃない?って思ってしまう僕はひねくれ者でしょうか(笑)一旦は断ったりしながらも協力する湯川教授には頭が下がります。5編の中で、「操縦る」はトリックもストーリー的にも良かった。「指標す」は超常能力に合理的な説明をつけつつ、それを本人を慮って無闇に暴き立てない湯川の優しさが光っている。
読了日:2月12日 著者:
東野圭吾
怒り(上)の
感想
八王子で起きた殺人事件から一年。千葉の漁港・東京・沖縄の離島の三箇所で容疑者とよく似た特徴を持つ3人の身元不詳の男たちと、彼らと知り合った人たちの交流が並行して描かれる。上巻の段階では思いの外のんびりした雰囲気というか、男たちが楽しく過ごしている様子。後半で嫌な事件が起きてしまうが…。
読了日:2月13日 著者:
吉田修一
怒り(下)の
感想
この小説の主題を勘違いしていたのかも知れない。殺人事件の犯人を追うサスペンス物かと思っていたが、むしろ事件をきっかけとして、どれだけ身近な人のことを信じられるか、ということを浮き彫りにしようとしたのだと思った。結末はなんとも遣る瀬無い、モヤっとした感触が残る。
読了日:2月14日 著者:
吉田修一
電気代500円。贅沢な毎日の
感想
リフレイン読み6回目。著者は家族4人で冷蔵庫なし、洗濯機なし、エアコンなしで月々の電気代500円というちょっと真似できない生活ぶりながら、ケチケチした節約家という感じが全くしない。他の方も書いているように、著者がその生活を心から楽しんでいるからなんだろうな。
読了日:2月15日 著者:
アズマカナコ
文系女子だけど新卒でSEやってます 女の子のお仕事応援コミックエッセイ (メディアファクトリーのコミックエッセイ)の
感想
オタクな文系女子がSEとして新卒で就職して働く様子を描いたコミックエッセイ。炎上案件あり、終電超えあり、女性ならではの悩みあり。同僚とのこだわりトークあり。家用サーバーで1PB(ペタバイト)って何!!?とか、美容院で仕事を訊かれてSEをうまく説明できる自信がなく「パ…パソコン関係の仕事してます!」「へー事務みたいな感じですか?」「そんな感じです!!」には笑ってしまった。
読了日:2月15日 著者:
しま子
究極の身体 (講談社+α文庫)の
感想
古武術やごく一部のスーパーアスリートが体得している、魚類や四足動物の動きに通じる著者の「究極の身体」理論を解説する本。理論は興味深いし、納得できる箇所は多いのだけれど、説明がくどいのと随所に挟まれる著者の自慢が鼻について素直に読めなかった。この本だけでは実践は無理なので、著者の他の本を読めということらしい。組織分化、重心感知と脱力、背骨の波動運動、多重中心構造論、身体分化の各論。「究極の身体」の代表例として、マイケル・ジョーダンの動きがやたら引き合いに出されていた。
読了日:2月15日 著者:
高岡英夫
杏のふむふむ (ちくま文庫)の
感想
本屋で見かけて、普段は芸能人のエッセイなんてほとんど読まないのにビビッと来て購入。予感通りとても面白かった。モデルで女優の杏さんが、子ども時代や仕事を通じて出会った人々とのエピソードがリズミカルな文章で綴る。元祖歴女とも言うべき歴史好きだったり、読書好きだったり、女優らしからぬ(というと偏見かもだが)好奇心と感受性がこの文章の源泉なのだろうか。初ミュージカル挑戦に一年近く前から独学で練習する仕事へのひたむきさも眩しい。また彼女のこれからの「ふむふむ」も読んでみたいな。
読了日:2月16日 著者:
杏
ナラタージュ (角川文庫)の
感想
借り本。一人の女子大生の、生々しい学生時代の恋愛と出来事をまるっと描いたような作品。読んでる途中から言葉の細かい使い方が気になったり、二人のすれ違いに「こいつら面倒くせえ…」と思ったり、小野くんのつき合う前と後でまるで別人じゃない?と感じたり(つき合い始めると男はそうなるものなのか…?)、葉山先生のずるさにイライラしたりで、合わないタイプの恋愛小説かも。ただ、読後感は不思議と悪くない。男なのにどちらかというとヒロインに感情移入してしまった。きっとナラタージュ(登場人物によるナレーション)のせいなんだろう。
読了日:2月17日 著者:
島本理生
獣の奏者 3探求編 (講談社文庫)の
感想
お借りした本。完結編から11年。母の死の引き金となるも解き明かされていなかった闘蛇大量死の謎を探ることになったエリン。政治に利用される不安、そして自分の力が数百年前に起こった<災厄>を再び起こすかも知れない不安。王獣に自然のまま生きて欲しいという願うほど、人の争いに使われる皮肉。戻れない道に踏み込んでしまったエリンと夫・イアルの各々がとった選択がなんとも辛い。
読了日:2月21日 著者:
上橋菜穂子
貧乏入門の
感想
再読。リフレイン読み2巡目4/10(通算15回読了)。家電製品にほとんど頼らず、物も極力持たない生活は少し前に再読したアズマカナコさんの節電生活ともかぶる。冷蔵庫も持たないアズマカナコさんの方が節電という意味では極端だけど、小池龍之介さんも一般的な生活からみれば極端であるのは変わらない。物をたくさん持つこと=幸せ、という高度経済成長期の価値観から徐々に変わりつつある現在。欲を減らし、良質な物だけを持ち、お金に振り回されない生活に憧れる。なかなかそれができないのが俗人たる悲しみなのだけど・・・。
読了日:2月21日 著者:
小池龍之介
日本の美しい里の
感想
表紙の美しい桜に惹かれて購入。日本各地に残る、懐かしい里の風景を切り取った写真集。一枚一枚に見応えがあり、写真集だけど読み終えるのに数日かかった。
読了日:2月22日 著者:
富田文雄
獣の奏者 4完結編 (講談社文庫)
読了日:2月23日 著者:
上橋菜穂子
獣の奏者 外伝 刹那 (講談社文庫)
読了日:2月25日 著者:
上橋菜穂子
神様のカルテ0
読了日:2月26日 著者:
夏川草介
珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
読了日:2月28日 著者:
岡崎琢磨
読書メーター