とても基本的な問題ですが、長期的に投資をしようとした場合、財務内容が健全であるのは重要なポイントだと思います。
でもなぜ、財務健全が良いのか?
最近この点をよく考えていたので、自分なりにまとめておきます。
?倒産のリスクが低い
予期せぬ重大なトラブルで急に経営が行き詰まってしまうこともありますが、借金がほとんどなく、資金繰りに余裕のある企業なら倒産の心配はまずないでしょう。
?不況に強い
景気が悪くなり、業績が落ち込むと借金の多い企業は利子の負担が重くなります。借金のない企業にはその心配はありませんし、たとえ赤字が出てもそれまでの蓄えがあるのでそれほどこたえません。
?財務内容が悪いほど株価は投機的になりやすい
株主資本の十分な積み重ねがある企業の株式に比べて、借金過多の企業の株式は投機的になりやすい。
これは財務にレバレッジがきいた状態だと保守的な財務内容の場合に比べて景気が良い時には利益が大幅に伸びる反面、景気が悪くなった時の減益幅も大きい為です。
逆にこの投機性を利用することも可能でしょうが、長期投資という前提では避けたいところです。
とまあ、こんなところだと思います(おかしい点あったら遠慮なく突っ込んで下さい)。
その他、注意したい点としては、一見自己資本比率が高く無借金で財務健全でも、頻繁に増資を行って資本金ばかりが増えている場合はその理由なども気をつけて見ないといけないかな、と思います。