昨日の日記では囲碁の基本のルールを簡単に説明しました。
今日は囲碁と投資に共通していると僕が感じることを書いてみようと思います。
●欲をかき過ぎると負ける
囲碁を覚えたての初心者は何が何でも相手の石を取ってやろうとして、
到底取れないような石まで追いかけ回しがちです。
実力が下の相手ならそういう事もわりと簡単に出来ますが、
自分と同じかそれ以上の相手では、
逆に自分の石が全滅させられてしまうなんてこともあります。
たとえ高段者になっても、囲碁は「地」の多さを競うのだからと、
地を囲うことにばかりこだわっていると、自分が地を囲った裏側に
相手の石の勢力が出来て、結局は形勢を損なってしまうものです。
囲碁は相手との勝負でありながら、
自分が全てを奪い取ってやろうとするのではなく、
相手にもある程度は地を与えつつ、
自分がそれより少し多くを取ることを目指すものです。
ゆるい手を打っては駄目ですが、大きく勝とうと欲を出して
バランスを欠いた手を打てば、その反動は必ず自分に返ってきます。
投資においても、欲を出して一気に儲けようとすると、
自分のリスク許容量以上に資金をつぎ込んでしまうなど、無理が出ます。
「頭と尻尾はくれてやれ」という格言がありますが、
最安値で買って最高値で売ってやろうなどといった
非現実的なことは考えるなと言っています。
自分の欲を制御し、「ほどほど」を目指すのが
いずれの場合もかえって良い結果を生みやすいのは、
どちらも人間の心理が結果に及ぼす影響が非常に大きいからなんでしょう。
また長くなってしまったので続きます(汗)(′д`;