9月と10月に出版されたばかりのバフェット本2冊、購入して読んでいる最中です。
"THE SNOWBALL:Warren Buffett and the Business of Life"
(Alice Schroeder)
"Warren Buffett and the Interpertation of Financial Statements"
(Mary Buffett & David Clark)
"THE SNOWBALL"は元々バークシャー・ハザウェイをカバーしていた保険アナリストのアリス・シュローダー女史がかつてない詳細な調査を重ねて記述したバフェットの一代記のようです。
何といっても特徴はそのボリューム。本文だけで800ページ以上、索引などを入れると1000ページ近くあります!!
"Interpretation of Financial Statements"の方は、「バフェットの銘柄選択術」「バフェットの教訓」で日本でも有名なメアリー・バフェットとデビッド・クラークのコンビの最新作です。
財務諸表を読み解いて、バフェットが好む「持続的な競争優位性」を持つ企業を見分ける術を身につける、という主旨のようです。
・・・が、こちらは正直言って『微妙〜・・・』です。
まだ途中までしか読んでいませんが、「何を今更」という内容しか書かれていないんですよね・・・。
それに財務諸表に現れる数字は確かに重要ですが、
原因(競争優位性)と結果(財務諸表に現れる数字)をごっちゃにしてはいかんのでは?と思います。
もっと突っ込んだ内容を期待していただけに少し残念です。
【追記】
更に読んでいると、ちょっとショックな箇所が・・・・・・。
文中で掲載されているモデルのバランスシートが貸借対照していない!? °°(д ;)
誤植ではなく、貸借それぞれの科目の合計は正しいんですが、貸借の合計値がそもそも一致していないという・・・(汗)
しかも一箇所ではなく作中全てでおかしい数値のまま引用されている。
かなり、やっつけ仕事だったとしか思えない不手際ですね・・・・・・