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  • 2015.08.31 Monday
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遊びでトータルリターン比較

ふと、日本株(個別銘柄)のトータルリターンってどんなもんなんだろう?と思い、試しに計算してみることに。 今回は思いつきなので、長期投資に向きそうなディフェンシブ銘柄で自分が興味ある中から選んで計算してみました。 従って、統計的な有意性や客観性には欠けていますのであしからず。 ※「トータルリターン」のここでの定義は、ある時点で個別銘柄を1単位だけ購入後、 配当金は受取る度にその日の終値で再投資し、 一定期間後にその投資元本に対する利回りを複利年率換算した利回りのことです。 今回計算してみたのは、 2268 B−R サーティワン アイスクリーム 2540 養命酒製造 4502 武田薬品工業 の3銘柄です。 各銘柄の購入株数・購入金額の最下列の数値は、配当金による回収額とその再投資による増加株数です。 また、養命酒製造だけ10年分の株価データが手に入らなかったので、9年分となっています。 (画像参照) こうして眺めてみると、サーティワンが意外なほど高リターンを叩き出しているのに対して、 武田薬品工業はこれまた意外なことに配当再投資込みでもマイナスの利回りとなってしまっています。 サーティワンは初期投資の1998年頃が長い低迷の底付近で、 その後業績が急回復してバリュエーションの再評価が高止まりしたのに対し、 武田薬品は10年前から医薬品業界トップとして認知されており、 バリュエーションは当時から相応に高かったことが災いしたと考えられます。 日本最強クラスの優良銘柄といえども、ある一定期間を区切ってみると、その時々の株価水準次第でこういう結果になることもあるといういい例になるんじゃないでしょうか。 念の為に付け加えれば、配当再投資という手法の真価は10年という期間でもまだ短い方だと思いますし、 今のような株価水準は現時点での利回りこそ悪化しても配当再投資による株式増加速度は(特に配当が減らなければ)増すので過去10年間の武田薬品への投資が悪いものだった、などと言いたいわけではありません。 ところで、地味ながら養命酒製造の健闘ぶりも素晴らしいですね。 トータルリターンで年率4.5%というと大したことないように思われるかも知れませんが、 同じ期間に大型優良銘柄でさえ大きく値を崩しているような状況で、 一貫した投資収益をもたらしていることは評価に値するのではないでしょうか。

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