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  • 2015.08.31 Monday
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2012年7月の読書まとめ

くっ・・・7月は1日1冊読了という目標を何とか達成し、過去最多に読めた月でしたが、読書メーターで記録している感想が追いつかず・・・。結局8月ももう終わろうかというタイミングでやむを得ずの更新となってしまいました。

7月の読書メーター
読んだ本の数:36冊
読んだページ数:9312ページ
ナイス数:756ナイス

ぼくらのSEXぼくらのSEX
第2回本と肉の会で、神保町のガレッジセールの中からGETした本。20年近く前の本だけど内容はあまり古さを感じさせない、普遍的な若者向けの性のテキスト。学校の性教育の教科書じゃ書けない俗語も使って、親しみやすい文章で語りかけてくる。SEXとは誰の中にもある生きるためのエネルギーで、だからそれを使いきっちゃわずに残しておかなきゃいけないんだよ、という意味のくだりが印象に残った。
読了日:07月01日 著者:橋本 治

廃墟建築士廃墟建築士
いずむさんよりいただいた本。荒唐無稽な設定に最初は何じゃこりゃ?と戸惑ったが、登場人物達の心情は至って真剣で、引き込まれる。各エピソードの中の問題はいかにも現実にありそうな事件や社会問題を風刺しているようで、虚構の世界観と合わさって切なさやほろ苦さを醸し出している。4つの短編はどれも面白いが、「七階闘争」と「図書館」が好みかな。
読了日:07月02日 著者:三崎 亜記

20代で身につけたい 一度、手に入れたら一生モノの幸運をつかむ50の習慣20代で身につけたい 一度、手に入れたら一生モノの幸運をつかむ50の習慣
今年170冊目。たまにふっと読みたくなる千田節(笑)本書は運の良い人、悪い人という切り口だが、少々こじつけくさいような…。一つ一つの言葉はいいことをいっていると思う。「最初から得意分野にこだわらない」「量をこなせない人からは運が逃げる」「運は確率の問題ではなく実力の問題」などは小飼弾さんの言っていた「仕掛品をたくさんつくっておく」「運が良いではなく運が多い」に通じるところがある。
読了日:07月03日 著者:千田琢哉

きみが見つける物語    十代のための新名作 スクール編 (角川文庫)きみが見つける物語 十代のための新名作 スクール編 (角川文庫)
アンソロジー。各作家のシリーズ物からの作品もあってその背景を知らないとわかりづらいものもあった(脚注はついていたけれど)。豊島ミホの「タンポポのわたげみたいだね」と村上春樹の「沈黙」が好きかな。「大きな引き出し」は何だかすごい能力の一家だけど一体何のために?と本編が気になった。
読了日:07月04日 著者:

天使の梯子 Angel's Ladder (集英社文庫)天使の梯子 Angel's Ladder (集英社文庫)
「天使の卵」から10年後の物語。一旦きれいに終わった作品の続編ってどうなんだろうという事前の印象は見事に裏切られた。一生消えない後悔を抱えて生きてきた夏姫と歩太。夏姫は姉・春妃と同じように8歳年下の元教え子、「フルチン」こと古幡慎一と恋に落ちる。フルチンの歩太への嫉妬に駆られた行動など、青春しているな〜と微笑ましい。後半の三人の会話では夏姫と歩太が自分を、お互いを赦す再生の物語なんだなと。人は愛ゆえに時に10年という時間でも癒し切れない傷を負うけれど、それが癒されるのもまた愛によってなのだな。
読了日:07月05日 著者:村山 由佳

流れ星が消えないうちに (新潮文庫)流れ星が消えないうちに (新潮文庫)
やわらかい文体で綴られる、恋人たちの喪失と再生の物語。奈緒子の亡くなった元彼の加地との三人の思い出を回想しながら交互の視点で話は進む。加地を失ってから玄関で寝続ける奈緒子の行動は、なぜか吉本ばななの「キッチン」を思い出した。見た目は派手だけど気のいい男で不器用な巧に共感。故人の加地くんはいい奴だし亡くなってしまって美化されて巧は大変だと思うけれど、奈緒子を幸せにできるのは生きている彼だけ。がんばって欲しい。
読了日:07月05日 著者:橋本 紡

一流の男、二流の男一流の男、二流の男
かなり癖のある挑発的な文章で、好き嫌いは別れるだろうなという印象。なのだけど、書いてあることはもっともなことがいくつもある。粗食のススメやプロ意識、自分の才能を信じる、相手の90パーセントを軽蔑していても残り10パーセントの良いところを探して接する、など。
読了日:07月06日 著者:里中 李生

稼げる30代になるために絶対に染まってはいけない70の習慣稼げる30代になるために絶対に染まってはいけない70の習慣
☆☆☆
読了日:07月07日 著者:千田 琢哉

最後の恋 MEN’S: つまり、自分史上最高の恋。 (新潮文庫)最後の恋 MEN’S: つまり、自分史上最高の恋。 (新潮文庫)
☆☆☆
読了日:07月08日 著者:朝井 リョウ,石田 衣良,荻原 浩,越谷 オサム,伊坂 幸太郎

下町ロケット下町ロケット
やっと読んだが、なるほど面白い。と、いうよりも感情を激しく揺さぶられる。技術力を評価しない銀行に悩まされ、競合にはイチャモンまがいの法廷戦略に訴えられ、ロケット開発に必須部品の特許権争いに先を越された大企業に、何としても独占使用を認めさせようと迫られたり…。様々な外部の問題に悩まされ、社員達も一枚岩ではない。それでも、中小企業の経営者・佃航平は宇宙への夢を追いかける。経済的合理性だけじゃマンマは食えても、魂は飢える。最先端と品質にプライドをかければ、いつか点と点はつながり、美しい軌跡を描いてくれるはず。
読了日:07月09日 著者:池井戸 潤

太陽の坐る場所 (文春文庫)太陽の坐る場所 (文春文庫)
文春文庫では初?の辻村作品。高校卒業から約10年。毎年開催されるクラス会に出てこないクラスメイトの一人・キョウコ。彼女をクラス会の場に呼び出し、芸能人と同級生であるという勲章に群がろうとする数人のクラスメイト達。彼女・彼らには各々が主人公の物語があるが、抱いていた幻想と現実の違いを思い知り、一人また一人と舞台から降りていく描写はなんとも生々しく重々しい。けれど「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」より、彼らの心情に共感できる部分が多かった。後半で明かされる仕掛けは毎度のことながら感心させられた。
読了日:07月10日 著者:辻村 深月



20代の勉強力で人生の伸びしろは決まる20代の勉強力で人生の伸びしろは決まる
☆☆☆
読了日:07月12日 著者:千田 琢哉
リピート (文春文庫)リピート (文春文庫)
☆☆☆☆
読了日:07月13日 著者:乾 くるみ



朽ちていった命―被曝治療83日間の記録 (新潮文庫)朽ちていった命―被曝治療83日間の記録 (新潮文庫)
☆☆☆☆☆
読了日:07月14日 著者:

考えない練習 (小学館文庫)考えない練習 (小学館文庫)
【再読】☆☆☆☆
読了日:07月16日 著者:小池 龍之介

パンダ (新潮文庫)パンダ (新潮文庫)
☆☆☆
読了日:07月16日 著者:岩合 光昭

強く生きたいと願う君へ強く生きたいと願う君へ
☆☆☆☆
読了日:07月17日 著者:坂本 光司
俺の感性が羅針盤だ!―人生の答案用紙にナビはない俺の感性が羅針盤だ!―人生の答案用紙にナビはない
☆☆☆☆
読了日:07月18日 著者:岡野 雅行

オーダーメイド殺人クラブオーダーメイド殺人クラブ
中二病な小林アン。母親やクラスの男子、世の中の全てを見下したり気持ち悪がったり。それでいて仲良しの女子達から仲間外れにされるのを極端に恐れている、そんな不安定なお年頃。女子生徒同士のハブったりハブられたりの心理はボーッとした中学時代を過ごした昆虫系男子の自分には理解できなかったけれど、こういう黒い心情描写は本当上手いと感心する。自分をどのように殺してもらうか相談する徳川との奇妙な関係はどこまで本気なのだろうと気になりながら読んでいたけれど、徳川の気持ちは予想通り。鬱々とした展開も最後の数ページで救われた。
読了日:07月20日 著者:辻村 深月

ヘヴンリー・ブルー (集英社文庫)ヘヴンリー・ブルー (集英社文庫)
☆☆☆
読了日:07月21日 著者:村山 由佳

おおかみこどもの雨と雪 (角川文庫)おおかみこどもの雨と雪 (角川文庫)
☆☆☆
読了日:07月21日 著者:細田 守

鍵のない夢を見る鍵のない夢を見る
☆☆☆
読了日:07月23日 著者:辻村 深月

星の王子さま (新潮文庫)星の王子さま (新潮文庫)
☆☆☆☆
読了日:07月24日 著者:サン=テグジュペリ

本日は大安なり本日は大安なり
☆☆☆☆
読了日:07月26日 著者:辻村 深月

スモール イズ ビューティフル (講談社学術文庫)スモール イズ ビューティフル (講談社学術文庫)
今年200冊目。読み進めるのに時間がかかったが、内容は40年前とは思えないほど現在の社会にも当てはまるもので興味深い。人間性を排除し効率や成長ばかりを追い求める経済学を否定すると共に、再生不可能な天然資源を浪費する資本主義経済に警鐘を鳴らす。原発については現在の日本で彼の懸念が現実のものとなってしまった。途上国の開発の問題は金ではなく教育と、最先端ではなく現地の人々が自立するために適切な技術(中間技術)が必要。組織論や所有権の話は「日本でいちばん大切にしたい会社」や「SMALL GIANTS」に通じる。
読了日:07月29日 著者:F・アーンスト・シューマッハー

文学少女図鑑文学少女図鑑
街角で本を読む普通の女のコに声をかけて読んでる本を見せてもらう…みたいなのを想像していたら少し違った。普通の学生やOLもいるけれど、女優やタレントといった職業の女性も結構載っている。けれどみんな本好きなのはガチで、個性豊かな愛読書のオンパレード。こんな本があるのか、というマニアックな本もたくさん。文学少女たちの感性溢れる頭の中を垣間見れた感じで面白い。彼女たちに負けないように(?)自分も好きな本を自信をもって紹介したい。
読了日:07月29日 著者:

ぼくは勉強ができない (新潮文庫)ぼくは勉強ができない (新潮文庫)
よくタイトルを見かけるのに読んだことがなかったし、内容も違うものを想像していた。軽妙な文体で、高校生の時田くんの瑞々しい感性が迸る。勉強はできなくても色々なことは考えるし、ヘタな大人や秀才クンよりも物事の本質が見えている。かといって彼が全て正しいなんてことはなく、自分の中の傲慢さに気づかされたり女性との交際で高校生らしく悩んで成長していく。自分とは真逆といっていい時田くんだけど、彼のようなものの見方は自分にはできないだけにすごいなあと感心してしまう。
読了日:07月30日 著者:山田 詠美

もう、怒らない (幻冬舎文庫)もう、怒らない (幻冬舎文庫)
小池龍之介さんの著書はもう何冊も読んでいて、大体似たような内容が書かれているのでそろそろいいかなって(笑)欲望、怒り、迷いの3つの煩悩が様々な刺激を受けた人間の心から生まれて自身を苦しめる。怒りや欲望に振り回されないためには、身体感覚を大切にしてその場その場ですべきことに集中すること。そして他人からの言葉に怒りを感じそうになったら脳内で情報が「怒り」に編集される手前でカッコでくくって食い止める。なかなか簡単にはいかないけれど、心おだやかに過ごすためには参考にすべき点が数多くあると思う。
読了日:07月31日 著者:小池 龍之介

2012年7月の読書メーターまとめ詳細
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